CLI を使ったセルフホストランナーのインストール
ここでは、CLI を使って マシンセルフホストランナー をインストールする方法を説明します。 Kubernetes でのコンテナランナーのご利用をお考えの場合、 コンテナランナー に関する説明のページをご覧ください。
Linux、macOS、Docker、Windows へのセルフホストランナーのインストールは、 CircleCI Web アプリ から直接行えます。 このオプションをこの UI で使用するには、 ランナー規約 に同意する必要があります。 |
前提条件
ジョブのインストールや実行には、ルートアクセスが必要です。また、システムに以下のユーティリティとツールをインストールする必要があります。
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CircleCI CLI: サーバー用のランナー をインストールする場合は、サーバー API キーを使って CircleCI CLI を設定する必要があります。
circleci setup
を実行して CLI を設定し、必要に応じて新しい API トークンを提供するオプションにアクセスします。 -
coreutils (Linux のみ)
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curl (macOS ではデフォルトでインストール済み)
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sha256sum (プリインストールされていない場合):
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macOS の場合は、
brew install coreutils
( Homebrew が必要) -
Ubuntu/Debain の場合は、`sudo apt install coreutils
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Red Hat の場合は、
sudo yum install coreutils
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sepolicy ( RHEL 8 のみ)
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rpmbuild ( RHEL 8 のみ)
セルフホストランナー規約への同意
CLI でセルフホストランナーをインストールし、利用する場合は、 CircleCI ランナー規約 に同意したものとみなされます。
コマンドラインのインストール
サーバー用のセルフホストランナー をインストールする場合は、サーバー API キーを使って CircleCI CLI を設定する必要があります。 circleci setup を実行して CLI を設定し、必要に応じて新しい API トークンを提供するオプションにアクセスします。 |
セルフホストランナーをインストールするには、下記手順を実行し、名前空間と認証トークンを作成する必要があります。 リソースクラスとトークンを作成するには、VCS プロバイダーの組織管理者である必要があります。
お客様のランナーは、インベントリのページの左にあるナビゲーションバーで Self-Hosted Runners をクリックするとご覧いただけます。
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組織のセルフホストランナーの名前空間を作成します。 CircleCI は組織名に基づき名前空間を自動作成するのでご注意ください。 それが使用する名前空間であることを確認してください。 作成できる名前空間は、各組織につき 1 つのみです。 CircleCI の組織のアカウント名を小文字で使用することを推奨します。 既に Orb を使用している場合は、Orb で使用しているのと同じ名前空間にします。
名前空間の作成がエラーになる場合は、既存の名前空間があるかを確認し、既存の名前空間を使用して下記のステップ 2 から実行します。
下記のコマンドを使って名前空間を作成することをお勧めします。
circleci namespace create <name> --org-id <your-organization-id>
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次のコマンドを実行して、セルフホストランナーの名前空間用のリソースクラスを作成します。
circleci runner resource-class create <namespace>/<resource-class> <description> --generate-token
リソースクラスを作成するコマンドには名前空間が必要です。 例:
circleci runner resource-class create my-namespace/my-resource-class my-description --generate-token
トークンは再取得できないので、必ず安全な場所に保管してください。
Linux、macOS、サーバーをご使用のお客様は、下記の指示に従ってください。 それ以外のお客様は、 プラットフォームごとのインストール方法 までスキップします。
Linux、macOS、サーバーの場合
下記の手順に移る前に、必ず コマンドラインのインストール を完了してください。
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下記のスクリプトをプロジェクトのルートに
download-launch-agent.sh
として保存します。 このスクリプトの実行 (次のステップを参照) によりローンチエージェントバイナリがダウンロードされる場合は、チェックサムを確認し、circleci-launch-agent
のバージョンを設定してください。クラウド版 CircleCI のセルフホストランナーは、サポートされている最新バージョンに自動的に更新されます。 サーバーの場合、特定のセルフホストランナーバージョンの相互運用性は検証されていますが、セルフホストランナーは自動更新されません。
#!/usr/bin/env sh set -eu pipefail echo "Installing CircleCI Runner for ${platform}" base_url="https://circleci-binary-releases.s3.amazonaws.com/circleci-launch-agent" if [ -z ${agent_version+x} ]; then agent_version=$(curl "${base_url}/release.txt") fi # Set up runner directory echo "Setting up CircleCI Runner directory" prefix=/var/opt/circleci sudo mkdir -p "${prefix}/workdir" # Downloading launch-agent (machine runner) echo "Using CircleCI Launch Agent version ${agent_version}" echo "Downloading and verifying CircleCI Launch Agent Binary" curl -sSL "${base_url}/${agent_version}/checksums.txt" -o checksums.txt file="$(grep -F "${platform}" checksums.txt | cut -d ' ' -f 2 | sed 's/^.//')" mkdir -p "${platform}" echo "Downloading CircleCI Launch Agent: ${file}" curl --compressed -L "${base_url}/${agent_version}/${file}" -o "${file}" # Verifying download echo "Verifying CircleCI Launch Agent download" grep "${file}" checksums.txt | sha256sum --check && chmod +x "${file}" sudo cp "${file}" "${prefix}/circleci-launch-agent" || echo "Invalid checksum for CircleCI Launch Agent, please try download again"
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プラットフォームを設定して、
download-launch-agent.sh
スクリプトを実行し、バイナリをダウンロード、確認、インストールしてください。 クラウド版 をご利用の場合は、下記の表でプラットフォームの変数を見つけます。インストール対象 変数 Linux x86_64
platform=linux/amd64
Linux ARM64
platform=linux/arm64
Linux s390x
platform=linux/s390x
Linux ppc64le
platform=linux/ppc64le
macOS x86_64
platform=darwin/amd64
macOS M1
platform=darwin/arm64
例えば クラウド版 の場合、macOS M1 のプラットフォームを設定し、
download-launch-agent.sh
スクリプトを実行するには、下記を実行します。export platform=darwin/arm64 && sh ./download-launch-agent.sh
Server v3.1.0 以降 の場合は、下記の表から実行しているサーバーのバージョンに互換性のあるマシンランナーローンチエージェントのバージョンを見つけます。
CircleCI Server のバージョン ローンチエージェントのバージョン 3.0
ランナーはサポートされていません
3.1
1.0.11147-881b608
3.2
1.0.19813-e9e1cd9
3.3
1.0.29477-605777e
3.4
1.0.48283-583799b
4.0
1.0.48283-583799b
<launch-agent-version>
をサーバー用のローンチエージェントバージョンに置き換え、以下を実行します。export agent_version="<launch-agent-version>" && sh ./download-launch-agent.sh
注: ランナーのセットアップに成功したら、
download-launch-agent.sh
ファイルを削除します。 -
次のセクションのプラットフォームごとのインストール方法に従ってインストールを続けます。
ジョブでセルフホストランナーを参照する
セルフホストランナーのセットアップが完了したら、 .circleci/config.yml
ファイルのフィールドを設定してジョブでセルフホストランナーを参照する必要があります。 セルフホストランナーを使って実行する特定のジョブについて、以下のフィールドを設定する必要があります。
この設定ファイルを VCS プロバイダーにプッシュすると、セルフホストランナーを使ってジョブが実行されます。
セルフホストランナーのサーバーとの互換性
CircleCI ランナーは CircleCI Server v3.1.0 以降で使用できます。
CircleCI Server のマイナーバージョンはそれぞれ、特定バージョンの circleci-launch-agent
と互換性があります。 以下の表に、CircleCI Server バージョンごとに、セルフホストランナーのインストール時に使用できる circleci-launch-agent
のバージョンを示します。
CircleCI Server のバージョン | ローンチエージェントのバージョン |
---|---|
3.0 | ランナーはサポートされていません |
3.1 | 1.0.11147-881b608 |
3.2 | 1.0.19813-e9e1cd9 |
3.3 | 1.0.29477-605777e |
3.4 | 1.0.48283-583799b |
4.0 | 1.0.48283-583799b |
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