クラウド上の CircleCI マシンランナーの更新
このページの内容
- 現在のマシンランナーバージョンの確認
- 自動更新の有効化方法
- Linux
- macOS
- Windows
- マシンランナーバイナリの新バージョンダウンロードによる手動更新
- 1. 新しいバージョンのバイナリをダウンロード
- Linux または macOS のバイナリをダウンロードする
- プラットフォーム環境変数を設定
- 新エージェントバイナリのダウンロード
- Windows のバイナリをダウンロードする
- 2. 既存のバイナリを新しいバージョンに置き換える
- Linux で既存バイナリを置き換える
- macOS で既存バイナリを置き換える
- Windows で既存バイナリを置き換える
- 3. マシンランナーサービスを再起動する
- Linux のマシンランナーサービスを再起動する
- macOS のマシンランナーサービスを再起動する
- Windows のマシンランナーサービスを再起動する
ここでは、CircleCI クラウド 上で CircleCI マシンランナーを更新する方法を説明します。
現在のマシンランナーバージョンの確認
マシンランナーのバージョンは、バイナリに --version フラグを付けることで確認することができます。 CircleCI マシンランナー バイナリのデフォルトのインストールディレクトリは以下の通りです：
-
Linux と macOS:
/opt/circleci/circleci-launch-agent -
Windows:
C:\Program Files\CircleCI\circleci-launch-agent.exe
自動更新の有効化方法
既存のCircleCIマシンランナーをアップグレードする最も簡単な方法は、設定ファイルで自動更新を有効にし、ランナーインスタンスを再起動することです。 自動更新を有効にするには、次の手順に従います：
-
マシンランナー設定ファイルから
disable_auto_updateオプションを削除するか、runner.disable_auto_updateをfalseに設定してください。 -
CircleCI マシンランナーエージェントを管理するために使用されるプロセス管理を使用して、マシンランナーインスタンスを再起動してください。 もしマシンランナーを管理するためにプロセス管理が使用されていない場合は、macOS や Linux システムでは
kill -9を使用してインスタンスを手動で停止し、 Windows システムではタスクマネージャーを使用して手動で再起動する必要があります。
マシンランナーの設定に関する詳細は、 マシンランナー設定リファレンスを参照してください。
Linux
sudo systemctl restart circleci.servicemacOS
sudo launchctl stop '/Library/LaunchDaemons/com.circleci.runner.plist'
sudo launchctl start '/Library/LaunchDaemons/com.circleci.runner.plist'Windows
Stop-ScheduledTask -TaskName "CircleCI Launch Agent"
Start ScheduledTask -TaskName "CircleCI Launch Agent" 環境変数で自動更新機能を無効にしている場合があります。 構成ファイルで自動更新を有効にした後にマシンランナーのインストールが更新されない場合は、環境変数 LAUNCH_AGENT_RUNNER_DISABLE_AUTO_UPDATE の値を false に設定するか、完全に変数をアンセットしてください。 その後、再度マシンランナーインスタンスを再起動してください。 |
マシンランナーバイナリの新バージョンダウンロードによる手動更新
自動更新が使用できないマシンランナーでは、ローンチエージェントバイナリ（launch-agent binary）として知られるマシンランナーバイナリを手動でダウンロードし、既存のバージョンを置き換えるために使用することができます。
もしマシンランナーを管理するためにプロセス管理が使用されていない場合は、macOS や Linux システムでは kill -9 を使用してインスタンスを手動で停止し、 Windows システムではタスクマネージャーを使用して手動で再起動する必要があります。 |
バイナリをダウンロードするプロセスは、3つのステップに分かれています：バイナリのダウンロード、バイナリの置換、そしてCircleCIマシンランナーサービスの再起動です。 各ステップの詳細は次のセクションで説明します。
1. 新しいバージョンのバイナリをダウンロード
Linux または macOS のバイナリをダウンロードする
プラットフォーム環境変数を設定
# for Linux x86_64
export platform=linux/amd64# for Linux ARM64
export platform=linux/arm64# for Linux s390x
export platform=linux/s390x# for Linux ppc64le
export platform=linux/ppc64le# for macOS ARM64 (M1+ chips)
export platform=darwin/arm64# for macOS x86_64
export platform=darwin/amd64新エージェントバイナリのダウンロード
# Download the new version of the CircleCI Agent manually on macOS, and Linux with bash
base_url="https://circleci-binary-releases.s3.amazonaws.com/circleci-launch-agent"
agent_version=$(curl "${base_url}/release.txt")
curl -sSL "${base_url}/${agent_version}/checksums.txt" -o checksums.txt
mkdir -p "${platform}"
file="$(grep -F "${platform}" checksums.txt | cut -d ' ' -f 2 | sed 's/^.//')"
curl --compressed -L "${base_url}/${agent_version}/${file}" -o "${file}"
grep "${file}" checksums.txt | sha256sum --check || echo "Failed to download the CircleCI machine runner binary, please try again"
chmod +x $fileWindows のバイナリをダウンロードする
# Download the new version of the CircleCI Agent manually on Windows with PowerShell
$Env:platform = "windows/amd64"
mkdir $Env:platform
$Env:baseURL = "https://circleci-binary-releases.s3.amazonaws.com/circleci-launch-agent"
$Env:agentVersion = $(curl "$Env:baseURL/release.txt")
$Env:agentVersion = "$Env:agentVersion".Trim()
curl "$Env:baseURL/$Env:agentVersion/checksums.txt" -o checksums.txt
$Env:fileName = $(Select-String $Env:platform checksums.txt | cut -d ' ' -f 2 | sed 's/^.//')
$Env:fileName = $Env:fileName.Trim()
curl "$Env:baseURL/$Env:agentVersion/$Env:fileName" -o $Env:fileName
$Env:fileHash = $(Get-FileHash $Env:fileName -Algorithm "SHA256" | select -expand "Hash")
$Env:expectedHash = "$(grep $Env:filename checksums.txt)".Split(" ")[0]
if ($Env:expectedHash -ne $Env:fileHash) { Write-Output "CircleCI machine runner binary download failed, please try again"}else{Write-Output "CircleCI machine runner binary successfully downloaded to $CWD/$Env:fileName"}2. 既存のバイナリを新しいバージョンに置き換える
Linux で既存バイナリを置き換える
sudo systemctl stop circleci.service
# Replace the current binary with the newly downloaded binary, by default the machine runner binary is installed to `/opt/circleci/circleci-launch-agent`macOS で既存バイナリを置き換える
sudo launchctl stop '/Library/LaunchDaemons/com.circleci.runner.plist'
# Replace the current binary with the newly downloaded binary, by default the machine runner binary is installed to `/opt/circleci/circleci-launch-agent`Windows で既存バイナリを置き換える
Stop-ScheduledTask -TaskName "CircleCI Launch Agent"
# Replace the current binary with the newly downloaded binary, this will require renaming or deleting the existing binary3. マシンランナーサービスを再起動する
Linux のマシンランナーサービスを再起動する
sudo systemctl start circleci.servicemacOS のマシンランナーサービスを再起動する
sudo launchctl start '/Library/LaunchDaemons/com.circleci.runner.plist'Windows のマシンランナーサービスを再起動する
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