CircleCI の AWS 向け機能: 緊密なインテグレーション、セキュリティ、柔軟性
Lifecycle Marketing Manager
CircleCI では、お客様が AWS サービスと CI/CD パイプラインのインテグレーションを行う際に一貫性のあるワークフローを難なくセットアップできるよう、さまざまな AWS Orb をご用意しています。これらの Orb を使用すると、プロジェクト固有の情報を設定するだけで、コードのビルドとテスト、アーティファクトの作成とプッシュ、アプリケーションのデプロイと更新を、AWS アカウントに対して実行できます。
また CircleCI では、AWS ユーザーに役立つ包括的な Orb を提供するため、AWS SAM (サーバーレス アプリケーション モデル) 専用の Orb も新しく追加しました。この Orb により、CI パイプラインと AWS Lambda 間のシンプルなインテグレーションを史上初めて実現しています。CircleCI Orb を使用すれば、更新した Lambda 関数を CI/CD パイプラインで自動的にテストしてから、ユーザーにロールアウトできます。手動でシステムを操作して Lambda コードをテストする必要はありません。
CircleCI の AWS Orb スイートは、インテグレーションを独自にセットアップする時間を大幅に短縮する効率的なソリューションです。たとえば Docker イメージをビルドしてプッシュする場合、大半の CI プラットフォームでは膨大な量のスクリプトが必要になりますが、CircleCI の ECR Orb を使用すれば、わずか 6 行の事前パッケージ済み構成ファイルで同じ機能を実行できます。この ECR Orb は 1,100 以上の組織で活用されています。現在 CircleCI が提供している AWS とのインテグレーションをたくさんのお客様にご活用いただけていることは、私たちの励みになっています。今後も AWS 向け Orb を拡張、強化し続けて、最も一般的なユース ケースをサポートしていくほか、お客様のリクエストに応じて他の AWS サービスとのインテグレーショも進めていきます。
AWS サービスと CI/CD パイプラインを連携させるには、以下の最新の AWS Orb をご利用ください。
AWS へのデプロイに役立つ Orb
AWS-SAM-Serverless - AWS SAM (サーバーレス アプリケーション モデル) を活用して CircleCI 上で AWS SAM サーバーレス アプリケーションのビルド、テスト、デプロイを行います。
ECR - イメージをビルドし、Amazon Elastic Container Registry (Amazon ECR) にプッシュします。
ECS - Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) に対するデプロイと更新を行います。
EKS - Amazon Elastic Container Service for Kubernetes (Amazon EKS) に対するデプロイと更新を行います。
CodeDeploy - アプリケーションを AWS CodeDeploy にデプロイします。
AWS サービスとのインテグレーションに役立つ Orb
CLI - AWS コマンドライン インターフェイス (awscli) をインストールし、構成します。
S3 - Amazon S3 を使用するためのツールセットです。利用には bash が必要になります。
AWS Systems Manager パラメータ ストア - AWS Systems Manager パラメータ ストアに格納されたデータを環境変数として設定します。
皆さんへのお願い
皆さんが AWS で実行したい作業が Orb でサポートされていない場合は、既存の Orb に機能を追加することができます。Orb はオープンソースであるため、PR の承認を受けてマージするだけです。公開中の Orb の一覧は、Orb レジストリでご確認いただけます。現在の AWS Orb とは大きく異なるユース ケースに携わっている方がいらっしゃいましたら、ぜひ独自の Orb を作成コミュニティに公開していただけると幸いです。CircleCI では、Orb を自動的にビルド、テスト、デプロイするためのパイプライン作成に関するベスト プラクティスも公開していますので (パート 1とパート 2)、ご参考になさってください。
CI/CD と AWS インフラストラクチャのインテグレーションを行うなら、サードパーティのサービスを活用して社内開発の手間をなくしましょう。CircleCI Orbs であれば、対象サービスのインテグレーションや管理の方法を学ぶ必要はありません。使い方を知るだけでインテグレーションを実現できます。AWS Orb を CircleCI でのビルドにぜひご活用ください。