アップグレードの前に
CircleCI Server 4.1 リリースノートで、今回のリリースのアップグレードに関する注意事項をご確認ください。
CircleCI Server v3.x からアップグレードする場合は、本バージョンの前に v4.0 をインストールする必要があります。
バージョン 4.1.0 の What’s New
新機能
- Server v4.1 より、エアギャップ環境へのインストールがサポートされるようになりました。
- GitHub Enterprise を使用する際に、自己署名証明書またはプライベート認証機関に対応するようになりました。
- 新規インストールの場合に、暗号化バックエンドとして Vault の代わりに Tink を使用できるようになりました。
変更点
- Telegraf の最小バージョンが
1.8.14
に変更されました。 - チャートにハードコーディングされていた Nomad と Vault のイメージが、テンプレートに保存されるようになりました。
- Nomad ポートが、Nomad の Terraform 設定にハードコーディングされるようになりました。 過去のバージョンでは、この情報は手入力する必要がありました。
修正点
- Web アプリの [Trigger Pipeline (パイプラインのトリガー)] ボタンが、フォークされたプルリクエスト (PR) についても機能するようになりました。また、トリガーが失敗した場合にエラーメッセージが表示されるようになりました。
- フォークと元リポジトリの両方を CircleCI 上でビルドしている場合に、フォークされた PR をビルドできないバグが修正されました。
- GitHub でのジョブのステータス更新が断続的に失敗する原因となっていたバグが修正されました。
既知の問題
- Vault の稼働時間が 1 か月を超えると、クライアントトークンが更新されなくなる場合があります。
- Machine Executor を使用する場合に SSH 接続でジョブを再実行しようとすると、プライベート IP アドレスがアドバタイズされます。 このため、Machine Executor を使用するジョブの SSH での再試行は、パブリックなインストールでは標準的に機能しますが、プライベートなインストールでは、VPC に VPN を使用するなどして、 アドバタイズされたプライベート IP にアクセスできるようにする必要があります。
- CircleCI 1.0 のビルドはサポートされません。 CircleCI 1.0 のビルドを実行した場合、ビルドが実行されないうえ、アプリ画面上でエラーなどが表示されません。 お使いの環境でビルドを実行しても、アプリ画面にビルドが表示されない場合は、CircleCI 1.0 の設定ファイルを用いている可能性があるため、CircleCI CLI を使用して問題の原因を調査することをおすすめします。
Server 4.x のインストール、移行、運用についての詳細は、CircleCI ドキュメントをご覧ください。