ニュースFeb 25, 20202 分 READ

CircleCI で AWS GovCloud のサポートを開始

Emily Powell

シニア プロダクト マーケティング マネージャー

AWS Govcloud サポート

先日、CircleCI Server v2.19 がリリースされました。このバージョンでは AWS GovCloud がサポートされたほか、新機能の追加やパフォーマンスの改善が実施されています。AWS で v2.19 の Server 環境を実行すると、GovCloud で動作するように構成され、FedRAMP、ITAR、DoD SRG、CJIS、HIPAA などのさまざまな規制要件に対応することができます。今回のリリースにより、政府機関向けアプリケーションの開発者は、世界最高レベルの安全性を誇る環境ですばやく簡単に開発作業を進められるようになりました。

GovCloud は、米国政府機関や、医療、金融、司法、公共安全、エネルギーなどの規制の厳しい業界向けに特化した AWS サービスです。AWS GovCloud が提供する非常に柔軟かつ安全なクラウド コンピューティング環境を利用すると、こうした業界でビジネスを安全に展開するにあたって必要となる制御性と信頼性を手に入れることができます。今回の GovCloud のサポートは、SOC 2 Type II の準拠 に続いてすぐに実施されました。FedRAMP の認定は 1 年半前に受けています。継続的インテグレーション (CI) ソリューションでこれだけのサポートを提供しているのは、CircleCI が初めてであり唯一です。

CircleCI の目標は、最も強力な CI ツールを提供してお客様のイノベーション推進をご支援することです。残念ながら、政府機関向けの製品やサービスを構築する開発者はこれまで、生産性に難のある CI ツールを利用するしか選択肢がなく、維持費がかさんでしまうケースも少なくありませんでした。

CircleCI Server は、お客様のプライベート インフラストラクチャのファイアウォール内で CircleCI を実行することができます。v2.19 での他の更新やパフォーマンス強化は次のとおりです。

  • Nomad インスタンスのアップグレード: Nomad クラスタを 0.5x から 0.9 に更新し、無効となったジョブの蓄積を抑制してパフォーマンスを改善しました。Server を v2.19 にアップグレードする前に、こちらのガイドに従って Nomad の起動構成を更新する必要があります。Nomad を外部化している場合は、アップグレードの前に担当のサポート エンジニアまでお問い合わせください。
  • デフォルトで使用するリソース クラスの制御性と柔軟性の強化: システム管理者がデフォルトのリソース クラスを指定したり必要に応じて変更したりして、開発者のためにジョブに最適な CPU と RAM を構成できるようになりました。詳細については、Server v2.19 でのリソース クラスのカスタマイズに関するガイドをご覧ください。
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