CircleCI と Vamp 社が 1 つに
CircleCI は、業界初のクラウドネイティブでのリリースオーケストレーションプラットフォームを提供している Vamp 社を買収しました。今回の買収により、CircleCI のお客様は、ファーストクラスのリリースオーケストレーションと継続的検証を CircleCI プラットフォームでネイティブに実行できるようになります。
CircleCI が掲げてきた目標は、ビルドしたソフトウェアを自信を持って素早く公開し、エンドユーザーが利用できるようにすることでした。今回の買収により、コードリリースから本番環境における運用に至るまで、その自信をさらに広げることができるようになります。Vamp のプラットフォームを CircleCI に取り入れることで、クラス最高の CI/CD に加え、リリースオーケストレーションと継続的な検証を提供することが可能になり、お客様のコードが意図した通りに動作しているかどうかを明確に把握できるようになります。また、意図しない動作が見られる場合には、簡単にロールバックできます。
加速する変化に対応する
CircleCI は、ソフトウェア開発の環境が進化していることを認識しており、その進化に合わせて製品を進化させています。アジャイルの手法や変更単位の細分化、共有ライブラリやマイクロサービスなどにより、本稼働前の環境と本番環境の両方で管理すべきことが多くなり、複雑さが格段に増しています。
アプリケーションはサードパーティのサービスやプラットフォーム上でビルドされており、これらのサービスやプラットフォームも継続的に更新されています。本番環境自体が常に変化しており、同じ環境にとどまり続けることが不可能になっています。万物が流転する状況を「誰も同じ川に二度入ることはできない」と表現した古い格言がありますが、これはまさに現在の本番環境を示しています。
コードを継続的に検証できることがこれまで以上に重要になっています。また、市場をリードする共有型の CI プラットフォームを提供している CircleCI は、真の継続的検証ソリューションを提供する理想的なポジションにあります。
IVP 社のパートナーである Cack Wilhelm 氏は次のように述べています。 「Vamp が CircleCI プラットフォームに加わることで、ソフトウェア デリバリ サプライチェーンにおける CircleCI の守備範囲がさらに広がり、CircleCI がさらに優れた価値をユーザーに提供することが可能になります。今回の買収により、CircleCI は、現在利用可能な最先端のクラウド CI/CD プラットフォームとしての地位をさらに強固にすることになります。」
DevOps の未来
多くのソフトウェア開発チームは、現在、本番環境で何か問題が発生しても、何が原因でビルドに問題が発生したのか、どこから修正に着手すればよいかなど、信頼できる情報にアクセスすることができません。これは、企業のデリバリパイプラインだけでなく、収益にも影響する本当に重大な問題です。実際、最近実施されたマッキンゼー・アンド・カンパニーの調査によると、クラス最高のツールを高い優先度で開発チームに導入した企業は、同業他社に比べて 65% イノベーティブであり、株主利益率も 60% 高いことが明らかなっています。
生産性、可視化、協調性の向上を可能にする優れた開発ツールは、ソフトウェアの力によりビジネスにおいて勝利を収めようとする企業にとって極めて重要です。CircleCI は、Vamp 社の買収により、あらゆる業種と規模のソフトウェア企業でパフォーマンスに優れる DevOps を実現する、唯一無二のプラットフォームを構築できるようになります。
つまり、ソフトウェアのビルドから出荷までをさらに迅速化し、より詳細な管理が可能になります。
未来を見据える
Vamp 社が CircleCI のチームに加わることで、世界中のソフトウェア開発チームをさらに強力かつ柔軟にサポートできるようになります。この買収の一環として、Vamp 社の全従業員が CircleCI チームに加わります。Vamp 社はオランダを拠点としていましたが、今回の買収により、オランダに新会社である CircleCI Netherlands B.V. が設立されました。対応できる地理的な範囲が広がり、ヨーロッパでの事業拡大に弾みがつきました。今後、CircleCI と Vamp 社の統合が進められていきますが、Vamp 社のお客様は、引き続き製品をご利用いただけます。
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