このイメージは、従来の CircleCI 製 Python イメージ circleci/python
の後継となるものです。
cimg/python
は、継続的インテグレーションでのビルドを想定して CircleCI が作成した Docker イメージです。 各タグでは、pyenv で取得した特定のバージョンの Python 一式が含まれ、 pip、pipenv、poetry が事前インストールされます。 また、CircleCI 環境でビルドを正常に完了させるために必要なバイナリとツールが含まれています。
このイメージは、CircleCI Docker
Executor と組み合わせて使用します。 以下に例を示します。
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jobs:
build:
docker:
- image: cimg/python:3.13.0
steps:
- checkout
- run: python --version
上記の例では、この CircleCI 製 Python Docker イメージをプライマリ コンテナとして使用しています。 具体的に言うと、3.13.0
というタグで、バージョン v3.13.0 の Python を指定しています。 こうすることで、このジョブのステップ内で Python を使用できます。
このイメージには、Python プログラミング言語と pip、pipenv、poetry が含まれています。 また、pyenv でインタープリターが取得されるため、ビルド中でも Python バージョンを変更できます。
このイメージのタグ付けのスキームは以下のとおりです。
cimg/python:<python-version>[-variant]
<python-version>
- 使用する Python のバージョンを指定します。 完全なセマンティック バージョニング形式でポイント リリースを指定するか (3.8.1
など)、またはマイナー リリースを指定できます (3.8
など)。 マイナー リリースを指定した場合は、将来的に Python プロジェクトからパッチ アップデートがリリースされた時点で、そのパッチ アップデートを参照することになります。 たとえば、タグ 3.8
は、執筆時点では Python v3.8.5 を参照しますが、次のリリースが発表された後は v3.8.6 を参照することになります。
[-variant]
- 利用可能な場合は、バリアント タグもオプションとして使用できます。 たとえば、cimg/python:3.7-node
と指定すると、Node.js バリアントを使うことができます。
通常、バリアント イメージのベース ソフトウェアは元イメージと同一ですが、いくつかの変更が加えられています。
Node.js バリアントのベースは元の Python イメージと同一ですが、こちらでは Node.js もインストールされます。 このバリアントは、-node
を既存の cimg/python
タグの末尾に追加することで使用できます。
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jobs:
build:
docker:
- image: cimg/python:3.13.0-node
steps:
- checkout
- run: python --version
- run: node --version
ブラウザー バリアントのベースは元の Python イメージと同一ですが、こちらでは apt により Node.js、Java、Selenium、ブラウザーの依存関係が事前インストールされます。 使用するには、-browser
を既存の cimg/python
タグの末尾に追加します。 このバリアントは、CircleCI Browser-Tools Orb と組み合わせて使用する想定で設計されています。 この Orb を使用すると、任意のバージョンの Google Chrome と Firefox のいずれかまたは両方をビルドでインストールできます。 このイメージには、各ブラウザーおよびそのドライバーを使用するうえで必要なすべてのサポート対象ツールが含まれています。
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orbs:
browser-tools: circleci/browser-tools@1.1
jobs:
build:
docker:
- image: cimg/python:3.7-browsers
steps:
- browser-tools/install-browser-tools
- checkout
- run: |
python --version
node --version
java --version
google-chrome --version