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macOS での Hello World

ここでは、CircleCI の macOS ビルド環境で継続的インテグレーションを開始する方法について説明します。 CircleCI の基本的な操作について確認したい場合は、入門ガイドを参照することをお勧めします。

前提条件

作業を行う前に、以下を準備しておく必要があります。

  • CircleCI のアカウント
  • macOS Executor でのビルドを実行できる有料プランのサブスクリプション
  • Xcode がインストールされた Apple コンピュータ (サンプルプロジェクトを開く場合)

macOS Executor の概要

macOS ビルド環境 (executor) は iOS と macOS の開発用に提供されるもので、これを使用して macOS および iOS アプリケーションのテスト、ビルド、デプロイを CircleCI 上で行えます。 macOS Executor は、macOS 環境でジョブを実行し、iPhone、iPad、Apple Watch、および Apple TV の各シミュレーターへのアクセスを提供します。

macOS Executor を設定する前に、サンプルアプリケーションを設定する必要があります。

サンプルアプリケーション

このサンプルアプリケーションは簡単な mac アプリです。5分間のタイマーが実行され、単体テストが含まれています (このアプリは単に macOS ビルド環境の基礎を説明することを目的としており、実際のアプリケーションはこれよりもはるかに複雑です)。

macOS ビルド環境についての理解を深めていただければ、CircleCI を利用して以下のことが可能になります。

  • コードをプッシュするたびに、macOS VM 上で Xcode を使用してテストを実行する
  • テストが正常に完了した後、コンパイルされたアプリケーションをアーティファクトとして作成してアップロードする

サンプルアプリケーションのリポジトリは GitHub にチェックアウトできます。

サンプルの設定ファイル

このアプリケーションでは、外部ツールや依存関係が使用されていないため、.circleci/config.yml ファイルの内容はきわめて単純です。 以下の例では、各ステップで何が起きているのかコメントを付けて説明しています。

version: 2 # CircleCI のバージョン 2.0 を使用していることを示します
jobs: # 1回の実行の基本作業単位
  build: # `Workflows` を使用しない実行では、エントリポイントとして `build` ジョブが必要です
    macos:  # macOS Executor を使用していることを示します
      xcode: "10.0.0" # 選択された Xcode のバージョン
    steps: # 実行する一連のコマンド
      - checkout  # ユーザーのバージョン管理システムからコードをプルダウンします
      - run:
          # Xcode の CLI ツール `xcodebuild` を使用してテストを実行します
          name: 単体テストを実行
          command: xcodebuild test -scheme circleci-demo-macos
      - run:
          # アプリケーションをビルドします
          name: アプリケーションをビルド
          command: xcodebuild
      - run:
          # Xcode のビルド出力を圧縮して、アーティファクトとして格納できるようにします
          name: 保存のためにアプリを圧縮
          command: zip -r app.zip build/Release/circleci-demo-macos.app
      - store_artifacts: # このビルド出力を保存します  (詳細については https://circleci.com/docs/ja/2.0/artifacts/ を参照)
          path: app.zip
          destination: app

まだ CircleCI の config.yml を編集したことがない方には、わかりにくい部分があるかもしれません。 config.yml の動作方法の概要については、以降のセクションに記載しているリンク先から確認できます。

macOS でのビルドの基礎について説明しているため、上記のサンプルの config.yml には以下の内容が含まれています。

  • 使用する executor の選択
  • checkout キーによるコードのプル
  • Xcode でのテストの実行
  • アプリケーションのビルド
  • アプリケーションの圧縮と store_artifacts キーによる保存

config.yml ファイルの詳細については、設定リファレンスガイドを参照してください。

次のステップ

macOS Executor は iOS アプリケーションのテストとビルドに広く使用されていますが、継続的インテグレーションの設定が複雑になる可能性があります。 iOS アプリケーションのビルドやテストについて詳しく知りたい場合は、以下のドキュメントをご覧ください。

また、CircleCI の機能については、以下のドキュメントを確認してください。