Hello World
このページでは、ユーザー登録後に CircleCI で Linux、Android、Windows、macOS プロジェクトの基本的なビルドを開始するための方法について解説しています。
Linux での Hello World
この例では、Node 用のビルド済み CircleCI Docker イメージを実行するコンテナをスピンアップする build
というジョブを追加してから、 echo
コマンドを実行します。 echo
コマンドを実行します。 まずは以下の手順を行います。
-
GitHub または Bitbucket のローカル コード リポジトリのルートに、
.circleci
というディレクトリを作成します。 - 以下の行を含む
config.yml
ファイルを作成します (CircleCI Server v2.x をご利用の場合は、version: 2.0
の設定を使用してください)。version: 2.1 jobs: build: docker: - image: cimg/node:17.2.0 # ジョブのコマンドが実行されるプライマリ コンテナ auth: username: mydockerhub-user password: $DOCKERHUB_PASSWORD # コンテキスト/プロジェクト UI 環境変数を参照します steps: - checkout # プロジェクト ディレクトリ内のコードをチェックアウトします - run: echo "hello world" # `echo` コマンドを実行します
-
変更をコミットし、プッシュします。
-
CircleCI アプリの Projectページにアクセスし、プロジェクトの隣にある Set Up Project ボタンをクリックします。 プロジェクトが表示されない場合は、そのプロジェクトが関連付けられている組織が選択されているかどうかを確認してください。 その方法は、下記の組織の切り替えのセクションでご確認ください。
- ステップに従ってプロジェクトの
config.yml
ファイルを設定し、はじめてのパイプラインをトリガーします。
Workflow のページに build
ジョブが表示され、コンソールに Hello World
と出力されます。
ヒント: No Config Found
エラーが発生した場合、.yaml
ファイル拡張子を使用している可能性が考えられます。 このエラーを解決するには、ファイル拡張子として .yml
を使用してください。
CircleCI は、各ジョブをそれぞれ独立したコンテナまたは VM で実行します。 つまり、ジョブが実行されるたびに、CircleCI がコンテナまたは VM をスピンアップし、そこでジョブを実行します。
サンプルプロジェクトについては、Node.js の JavaScript チュートリアルを参照してください。
Android での Hello World
Linux と Android の例と基本的に変わらず、macos
Executor およびサポートされているバージョンの Xcode を使用するジョブを追加します。
jobs:
build-android:
docker:
- image: cimg/android:2021.10.2
auth:
username: mydockerhub-user
password: $DOCKERHUB_PASSWORD # context / project UI env-var reference
詳細とサンプル プロジェクトについては、Android 言語ガイドを参照してください。
macOS での Hello World
macOS Executor は、オンプレミス版の CircleCI Server v2.x では現在サポートされていません。
基本的な内容は上記の Linux のサンプルと同じで、macos
Executor およびサポートされているバージョンの Xcode を使用するジョブを以下のように追加します。
jobs:
build-macos:
macos:
xcode: 12.5.1
詳細とサンプルプロジェクトについては、macOS での Hello World を参照してください。
Windows での Hello World
基本的な内容は上記の Linux のサンプルと同じで、Windows Executor を使用するジョブを以下のように追加します。 クラウド版では、Orb とversion: 2.1
設定を使用する必要があります。
version: 2.1 # バージョン 2.1 を指定して Orb の使用を有効化します
orbs:
win: circleci/windows@2.2.0 # Windows Orb には Windows Executor の使用に必要なすべてが揃っています
jobs:
build: # ジョブの名前
executor:
name: win/default # executor type
size: "medium" # resource class, can be "medium", "large", "xlarge", "2xlarge", defaults to "medium" if not specified
steps:
# コマンドは仮想マシン環境で実行されます
- checkout
- run: Write-Host 'Hello, Windows'
version: 2.1
jobs:
build: # name of your job
machine:
image: windows-default # Windows machine image
resource_class: windows.medium
steps:
# Commands are run in a Windows virtual machine environment
- checkout
- run: Write-Host 'Hello, Windows'
version: 2
jobs:
build: # ジョブの名前
machine:
image: windows-default # Windows マシン イメージ
resource_class: windows.medium
steps:
# Windows 仮想マシン環境で実行するコマンド
- checkout
- run: Write-Host 'Hello, Windows'
Windows のビルドでは、セットアップと前提条件が多少異なります。 詳しくは、Windows での Hello World を参照してください。
Orb の使用とオーサリングの詳細
Orb は、構成を簡略化したりプロジェクト間で再利用したりできる、便利な構成パッケージです。 CircleCI Orb レジストリで参照できます。
プロジェクトのフォロー
プッシュする新しいプロジェクトを自動的にフォローすることで、メール通知が届き、プロジェクトがダッシュボードに追加されます。 CircleCI アプリケーションで組織を選択し、手動でプロジェクトをフォローまたはフォローを停止することもできます。 サイドバーで Projects をクリックし、フォローを開始または停止するプロジェクトの横にあるボタンをクリックします。
組織の切り替え
CirlceCI の画面左上に、組織を切り替えるメニューがあります。
プロジェクトが表示されなかったり、目的のビルドではないものが表示される場合は、画面左上にある組織名を確認してください。 たとえば、左上にユーザー my-user
が表示されている場合、my-user
に所属する GitHub プロジェクトのみが使用可能です。 GitHub プロジェクト your-org/project
を追加する場合は、組織の切り替えタブから your-org
を選択する必要があります。
次のステップ
-
2.0 構成の概要、および
.circleci/config.yml
ファイルにおけるトップ レベル キーの階層については「コンセプト」を参照してください。 -
並列実行、順次実行、スケジュール実行、手動承認のワークフローによるジョブのオーケストレーションの例については「ワークフローを使用したジョブのスケジュール」を参照してください。
-
すべてのキーとビルド済み Docker イメージに関する詳細なリファレンスについては、それぞれ「CircleCI を設定する」、「CircleCI のビルド済み Docker イメージ」を参照してください。
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