Arm 実行環境の使用
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ここでは、CircleCI の Arm リソースを使う上で必要なセットアップ手順について説明します。 Arm リソースはクラウド版および Server 3.x.で利用可能です。
概要
CircleCI には、さまざまなジョブ実行環境があります。 CircleCI の config.yml
ファイルで resource_class
キーを指定することで、ジョブに合った実行環境を選ぶことができます。 Arm リソースは machine
Executor の一部であり、次の 4 種類があります。
arm.medium
-arm64
アーキテクチャ、2 vCPU、8GB RAMarm.large
-arm64
アーキテクチャ、4 vCPU、16GB RAMarm.xlarge
-arm64
アーキテクチャ, 8 vCPU, 32GB RAMarm.2xlarge
-arm64
アーキテクチャ, 16 vCPU, 64GB RAM
使用するイメージは、次のものから選択できます。
ubuntu-2004:current
- 最新版。全てのユーザーに推奨ubuntu-2004:2022.04.1
ubuntu-2004:202201-02
ubuntu-2004:202201-01
ubuntu-2004:202111-02
ubuntu-2004:202111-01
ubuntu-2004:202107-01
ubuntu-2004:202104-01
ubuntu-2004:202101-01
ubuntu-2004:202011-01
- 2021 年 2 月 21 日にサポート終了
いずれのリソース クラスも machine
Executor リソースであり、占有の VM となります。この VM はジョブのみのために作成され、ジョブの実行が完了すると削除されます。
料金と提供プラン
以下の Arm リソース クラスは、すべての CircleCI ユーザーがご利用いただけます。
リソース クラス名 | スペック | 提供プラン |
---|---|---|
arm.medium | 2 vCPUs, 8GB RAM, 100 GB Disk | Free, Performance, Scale |
arm.large | 4 vCPUs, 16GB RAM, 100 GB Disk | Free, Performance, Scale |
arm.xlarge | 8 vCPUs, 32GB RAM, 100 GB Disk | Performance、Scale |
arm.2xlarge | 16 vCPUs, 64GB RAM, 100 GB Disk | Scale |
料金と提供プランの詳細については、 料金ページをご覧ください。
Arm リソースの使用方法
Arm リソースを使用するには、.circleci/config.yml
ファイルを書き換える必要があります。 次の設定例を参考にしてください。
1 つの設定ファイル内、および 1 つのワークフロー内でも、複数のリソースを混在させることができます。
関連項目
- 現在、実行ファイルが含まれる Orb の中には、Arm に対応していないものがあります。 Orb の使用中に Arm 関連の問題が発生した場合は、 こちらから問題を報告してください。
- 現時点では、32 ビット版の Arm アーキテクチャはサポートされていません。 サポート対象は 64 ビット版の
arm64
アーキテクチャのみです。 - ジョブの実行が始まるまでに、最大 2 分のスピンアップ時間がかかることがあります。 この時間は、Arm リソースを利用するユーザーが増えるにつれ短縮されます。
- イメージに含まれていないソフトウェアが必要な場合は、 こちらからお知らせください。
- Server 3.xでは、VMサービスにEC2プロバイダ を使用している場合のみ、Armリソースを利用できます。 これは、GCP には Arm インスタンスが用意されていないためです。
M1 Mac のサポート
M1 Mac でビルドした Docker イメージは、デフォルトでは CircleCI の標準のプラットフォームとの互換性がありません。 “環境のスピンアップ” ジョブにはグリーン表示されますが、以下のメッセージが表示されます。
WARNING: docker image ghcr.io/{your_username}/runner-test:latest targets wrong architecture (found arm64 but need [amd64 i386 386])
M1 でイメージをビルドする場合、デフォルトでは arm64
でビルドされるため、 docker build --platform linux/amd64
と指定する必要があります。
詳しく見る
CircleCI Academy の Armコースを受講すると、Armリソースの使用方法や関連するユースケースについてさらに詳しく学ぶことができます。
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