個人の経験や知識、スキルを売り買いできるオンラインスキルマーケットを運営するココナラ。中でも、ビジネス上の様々な専門業務をオンラインで簡単に依頼できる「ココナラビジネス」は、近年急速に成長しているサービスの 1 つだ。デザイン・Web 制作、イラスト・漫画、IT・開発・プログラミング、動画・音楽、マーケティング、ライティング、コンサルティング、ビジネス代行など、発注できるカテゴリは 220 種類ほど「創業当初からの C to C マーケットにとどまらず、大手から中堅・中小まで、規模や業種を問わない企業とプロフェッショナルを結ぶプラットフォーム運営に注力しています」とココナラの川崎 雄太氏は紹介する。
「iOS / MacOS 向けアプリの開発には Xcode という開発ツールを利用しますが、その新バージョンのベータ版がリリースされると、数営業日後には CircleCI に反映されて CI / CD ワークフローを実行できるようになります。さらに最近、CircleCI が Apple M1 チップの Medium および Large リソースクラスに対応したのも朗報です。このレスポンスの速さは非常にありがたく、iOS / MacOS の領域で問題なく使っていけると感じています」
もちろん、既存の CI / CD ツールが担ってきた iOS / MacOS 向けアプリの開発ワークフローは、一通りそのまま実現できる。現場の開発プロセスに大きな影響を与えず、導入できると判断した。
OS 種別を問わず社内の CI / CD 環境が CircleCI にほぼ一本化されたことを受け、同社は CircleCI を月額契約から年間契約に切り替えた。これにより、CI / CD 運用のトータルコストも最適化できているという。
ココナラは、新たな CI / CD 環境を生かすことで、iOS / MacOS向けアプリの開発体制をさらに強化していく構えだ。