クレジットとは何ですか?
CircleCI の料金の支払いは “クレジット” を通貨として行います。 クレジットは事前購入制で、CircleCI プラットフォームの使用量に応じてリアルタイムで消費されます。 プラットフォームの使用量は、次の要素に基づいて計算されます。
月ごとのアクティブ ユーザー数: 月ごとのアクティブ ユーザー数に応じてクレジットが消費されるので、アクティブ ユーザーの人数を毎月固定する必要はありません。
コンピューティング時間: CircleCI のリソースそれぞれに、クレジット/分の料金が設定されています。 クレジットは、組織全体での CircleCI 上におけるコンピューティング リソースの実際の使用に応じてリアルタイムで消費されます。
プレミアム機能: CircleCI の一部機能を使用するには追加のクレジットが必要です。 必要なクレジットは、使用回数単位または使用時間単位 (分) で示されます。
しきい値を超えるネットワーク/ストレージの使用: ネットワーク転送量およびストレージ使用量がプランごとのしきい値を超えた場合、それぞれ 420 クレジット/GB が消費されます。
Performance プランでクレジットを購入するにはどうすればいいですか?
Performance プランでは、お客様の利便性を考慮し、2つの購入オプションをご用意しています。
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M2M(またはデフォルト)オプションでは、クレジットは毎月のサイクルで購入されます。請求サイクルの開始時に、毎月の請求額を設定することができます。
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クレジットは25,000単位でご購入いただけます。各請求月(購入日に基づく)の初めに、クレジットの請求が行われ、クレジットがアカウントに追加されます。
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クレジットを使い切った場合、クレジットは自動的に月額の25%、最低25,000クレジットまで補充されます。
例えば:
毎月のクレジット購入額が200,000クレジットの場合、クレジットがなくなると自動的に50,000クレジットが補充されます。
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プリペイド課金オプションでは、クレジット量に応じた割引価格でクレジットを購入できます。クレジットがなくなると、アカウントは再ロードされます(使用量に基づく)。
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一括購入は600ドルで100万クレジットから。割引は500万クレジットを3,000ドルで購入した時点から始まります。
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割引クレジットを一括購入するには、CircleCI アカウントの 「Plan Overview」 ページにアクセスし、「Prepaid Billing」 オプションを選択します。
すべての有料クレジットは、購入オプションにかかわらず、購入時から12ヶ月間有効であることにご注意ください。
プリペイドに関する詳しくはこちらをご覧下さい。
クレジットに有効期限はありますか?
Free プランのクレジットの有効期限は 1 か月であり、翌月への繰り越しはありません。
Performance プランには無料で 30,000 クレジットが付属します。このクレジットの有効期限は 1 か月であり、翌月への繰り越しはありません。
Performance プランでは、追加クレジットを 25,000 単位 (15 ドル) で購入できます。購入したクレジットの有効期限は 1 年であり、毎月繰り越されます。
また、アカウントのサブスクリプションを解約した場合、未使用のクレジットは失効します。
クレジットとビルド時間はどのように対応していますか?
例: リソース使用料金が 10 クレジット/分 (Linux Medium) の場合、30,000 クレジットが 3,000 分に相当します。
なお、同じ 1 分でも、CircleCI と他の CI プラットフォームではできることには違いがあります。CircleCI では、よりパワフルなリソースや Docker レイヤー キャッシュ、同時処理および並列処理を利用することで、1 分間に他プラットフォームよりもより多くのビルドを行えます。
同時実行ジョブとは?
同時実行ジョブとは、キューに貯めずに同時に実行できるジョブの数を指します。 コンピューティングの料金は、アクセスしたコンテナやマシンの数ではなく、コンピューティング リソースを使用した合計時間に応じて発生します。 つまり、同時実行ジョブを最大化しジョブの並行処理を利用して、キューによる待ち時間を最小化できるよう、チームにとって最適なプランを選択できます。
たとえば、あるワークフローに実行時間 5 分のジョブが 10 個含まれているとします。 同時に 1 つのジョブしか処理できない場合、ジョブは順番に実行されていき、ワークフロー全体が完了するまでに 50 分かかります。 一方、同時実行のスケーリングを利用した場合、10 個のジョブがすべて同時に実行され、ワークフロー全体を 5 分で完了できます。 どちらのケースでもマシン 10 台を 5 分ずつ使用しているため、合計使用時間は 50 分となります。 このように、同時実行のメリットを最大限に活用すると、従量課金制の料金はそのままに、ワークフローにかかる時間が 45 分も節約できます。
セルフホストランナーの同時実行タスク数とは何ですか?
セルフホストランナーの同時実行タスク数とは、同時に実行可能なランナータスク数の上限を指します。これは、マシンランナーとコンテナランナーに適用されます。たとえば、CircleCI Free プランのお客様の場合、マシンランナーとコンテナランナーでタスクを 5 つまで同時に実行できます。
オープンソースを開発している場合は?
CircleCI の Free プランでは、オープンソース リポジトリを対象として、Medium クラスの Docker リソースにお使いいただけるクレジットを毎月 400,000 提供予定です。ただし、本クレジットの用途は Linux のビルドに限定されます。
OSS 版 Windows プロジェクトのビルドを行うお客様は、従来どおり毎月 80,000 クレジットを無料でお使いいただけます。また、OSS 版 macOS プロジェクトのビルドを行うお客様は、billing@circleci.com にご連絡いただくことで macOS へのアクセスを無料でご利用可能です。
オープンソース プロジェクトの規模が大きく、新プランならではの柔軟性が必要とされる場合は、お気軽にお問い合わせください。
CircleCI を使ったオープンソースプロジェクトビルドの詳細はこちら。
どのようなネットワーク通信が料金の対象になりますか?
ネットワーク通信量には、セルフホストランナーにキャッシュおよびワークスペースを復元するための外向きの通信が加算されます。
クラウド版 CircleCI の Executor によってトリガーされた通信は、お客様の通信量には加算されません。
ネットワーク通信量の計算方法と調整方法についてはこちらをご覧ください。
どのようなストレージ使用が料金の対象になりますか?
ジョブでのキャッシュとワークスペースの保存、テスト結果のアップロード、およびアーティファクトのビルドによるストレージの使用が、ストレージ使用量に加算されます。
ストレージ使用量の計算方法と調整方法についてはこちらをご覧ください。
上限を超えてネットワークやストレージを使用することはできますか?
はい。ただし、ネットワーク転送量およびストレージ使用量がその月のしきい値を超えた場合、1GB あたり 420 クレジット (0.252 ドル) が消費されます。
Docker レイヤーキャッシュ (DLC) のクレジット消費量はいくらですか?
DLC では、1 つのパイプラインで 1 つジョブを実行するたびに 200 クレジット (ジョブ実行 1 回ごとに 0.12 ドル) を消費します。たとえば、1 つのワークフローで 3 つの Docker ビルド ジョブを並列処理する場合、これらのジョブを実行するたびに、通常のコンピューティング リソース使用料金 (クレジット/分) に加えて 600 クレジットが消費されます。
IP アドレスの範囲機能のクレジット消費量はいくらですか?
IP アドレスの範囲機能を有効にしたジョブで利用されるデータ 1GB につき、450 クレジットが消費されます。
支払い方法は?
アカウント管理者がご自身の CircleCI アカウントから CircleCI アプリケーションにログインし、[Settings (設定)] → [Plan Overview (プラン概要)] に移動すると、支払いの手続きを行えます。クレジット カードでのお支払いも可能です。
既に有料のコンテナベース プランを使用されていて、Performance プランへのアップグレードを希望される場合は、CircleCI サポートまでご連絡ください。
カスタムの年間プランでは、請求書の発行も承っております (年間 6,000 ドルのご利用が必要です)。
アクティブ ユーザー単位の料金が設定されているのはなぜですか?
クレジットは、コンピューティングの利用に対して消費されます。CircleCI は、できるだけ使用コストを抑えながら、CI の基本的な推奨事項である「頻繁なジョブ実行」を行っていただくことを目指しています。これに対して、アクティブ ユーザー単位で設定しているのは、プラットフォーム機能とジョブ オーケストレーションの利用に対する料金です。たとえば、依存関係のキャッシュ、アーティファクトのキャッシュ、ワークスペースなどがあり、いずれの機能も追加のコンピューティング コストをかけずにビルド時間を短縮するのに役立ちます。また、アクティブ ユーザー単位で料金を設定することで、CircleCI はすべてのお客様に対応できるサポート体制を構築し、インサイトや Orbs などの追加機能を充実させられるようにもなります。
CircleCI アカウントを所有しているかどうかにかかわらず、CircleCI でビルドをトリガーするユーザーはアクティブ ユーザーです。アカウントを所有していないユーザーが、たとえばリポジトリのプル リクエストからビルドをトリガーした場合、アクティブ ユーザーとしてカウントされます。