毎週無料で付与される 2,500 クレジットでできることとは?
Free プランのユーザーは、2,500 クレジットで 1 週間あたり最大 250 分間のビルドを実行できます。
Free プランでは、Medium コンピューティング オプション (vCPU × 2、RAM 4 GB) の Linux マシンを 1 分につき 10 クレジットでご利用いただけます。
オープンソースを開発している場合は?
CircleCI は、オープンソース リポジトリ用に Docker の Medium コンピューティングを使用できるよう、毎月 400,000 クレジットを無料プランのお客様に提供します。ただし、このクレジットは Linux コンピューティングにのみ使用できます。OSS の Windows プロジェクトをビルドしているお客様には引き続き、毎週 2,500 クレジットを無料で提供しますので、これを使用してすべてのプロジェクトを運用できます。OSS の macOS プロジェクトをビルドしているお客様が無料の macOS コンピューティングへのアクセスを希望される場合は、billing@circleci.com までお問い合わせください。
大規模なオープンソース プロジェクトに対してさらに柔軟な新プランをお試しになりたい場合は、こちらからお問い合わせください。
同時実行ジョブとは?
同時実行ジョブとは、キューに貯めずに同時に実行できるジョブの数を指します。1 コンピューティングの料金は、アクセスしたコンテナやマシンの数ではなく、コンピューティング リソースを使用した合計時間に応じて発生します。つまり、同時実行ジョブを最大化し、ジョブの並行処理を利用して、キューによる待ち時間を最小化できるよう、チームにとって最適なプランを選択できます。
たとえば、あるワークフローに実行時間 5 分のジョブが 10 個含まれているとします。同時に 1 つのジョブしか処理できない場合、ジョブは順番に実行されていき、ワークフローが完了するまでに 50 分かかります。一方、同時処理のスケーリングを利用した場合、10 個のジョブがすべて同時に実行され、ワークフローは 5 分で完了できます。どちらのケースでもマシン 10 台を 5 分ずつ使用しているため、合計使用時間は 50 分となります。このように、同時処理のメリットを最大限に活用すると、従量課金制の料金はそのままに、ワークフローにかかる時間が 45 分も節約できます。
1 CircleCI では、すべてのユーザーに安定性と応答性に優れたシステムを提供できるよう、一部のリソース クラスに同時処理数 40 件までのソフト制限を設けています。ほとんどの企業はこの制限内で問題なく利用できますが、Performance または Custom の有償プランを利用している企業では 40 件を超える同時処理が必要になる場合があります。この制限の解除を希望される場合は、CircleCI サポートポータルからお問い合わせください。
クレジットとは?
クレジットは、マシンのタイプとサイズ、Docker レイヤー キャッシュなどの有料機能に基づく使用料の支払いに充てられます。
クレジットを購入するには?
クレジットは 25,000 単位の購入となります。請求月の初日にクレジットがまとめてチャージされ、アカウントに追加されます (請求月は購入日に基づきます)。
請求月の途中にクレジットが残り 10% となると、その月に購入したクレジットの 25% が補充されます。たとえば、毎月 25,000 クレジットをご購入されている場合、残り 2,500 クレジットになった時点で 6,250 クレジット (25,000 クレジットの 25%) が自動的に補充されます。
クレジットの有効期限は?
クレジットは購入後 1 年で失効します。アカウントのサブスクリプションを停止すると、未使用のクレジットは失効します。
Docker レイヤー キャッシュを自分の環境で有効化するには?
Docker レイヤー キャッシュを利用するには、Performance プランのアカウントが必要です。Performance プランをお使いでない場合は、アカウント管理者が CircleCI アプリのプラン概要のページからアップグレードできます。その後、設定ファイルでジョブごとに Docker レイヤー キャッシュを有効化できます。詳細についてはこちらをご覧ください。
Docker レイヤー キャッシュは、パイプラインでのジョブ実行 1 回につき 200 クレジットを消費します。たとえば、3 つの Docker ビルド ジョブを並列実行するワークフローを構成している場合、これらのジョブが実行されるたびに 1 分あたりのコンピューティング クレジットに加えて、600 クレジットが消費されます。
Docker レイヤー キャッシュの利用に料金が発生するのはなぜですか?
Docker レイヤー キャッシュ (DLC) は、変更のあった Docker レイヤーのみを再ビルドすることで、Docker イメージをビルドするパイプラインでのビルド時間を削減する機能です (詳細はこちら)。DLC は 1 回のジョブ実行あたり 200 クレジットでご利用いただけます。
お客様へ DLC を提供するために、CircleCI ではいくつかの処理を行っています。ソリッドステート ドライブを使用し、キャッシュをゾーン間で複製し、DLC を利用可能な状態にします。また、必要に応じてキャッシュを増やすことで、同時処理の要求に対応しながら、DLC をユーザーのジョブで利用できるようにしています。これらのさまざまな最適化によって、コンピューティング プロバイダーである CircleCI に追加のコストが発生し、ユーザーが DLC を使用する際にそのコストが引き継がれます。
DLC のご利用金額を見積もるには、設定ファイル内の Docker レイヤー キャッシュが有効になっているジョブと、それらのジョブでビルドしている Docker イメージの数をご確認ください。DLC は 1 回のジョブ実行につき 200 クレジットを消費します。設定ファイルに書き込んでいるジョブは 1 行でも、たとえば並列処理が含まれていると、そのジョブがパイプラインで複数回実行される場合もあります。
DLC の効果は、Docker イメージをビルドしているパイプラインでのみはっきりと現れ、ジョブ中にビルドされるアプリケーション イメージに変更がない場合にそのレイヤーが再利用されることで、イメージのビルド時間が短縮されます。パイプラインに Docker イメージをビルドするジョブが含まれない場合、DLC を使用するメリットはありません。
CircleCI では、さらなるエクスペリエンス向上とコスト削減を目指し、長期的な視点で DLC の最適化方法を検討しています。
支払い方法は?
アカウント管理者がご自身の CircleCI アカウントから CircleCI アプリケーションにログインし、[Settings (設定)] → [Plan Overview (プラン概要)] に移動すると、支払いの手続きを行えます。クレジット カードでのお支払いも可能です。
既に有料のコンテナベース プランを使用されていて、Performance プランへのアップグレードを希望される場合は、CircleCI サポートまでご連絡ください。
カスタムの年間プランでは、請求書の発行も承っております (年間 6,000 ドルのご利用が必要です)。
アクティブ ユーザー単位の料金が設定されているのはなぜですか?
クレジットは、コンピューティングの利用に対して消費されます。CircleCI は、できるだけ使用コストを抑えながら、CI の基本的な推奨事項である「頻繁なジョブ実行」を行っていただくことを目指しています。これに対して、アクティブ ユーザー単位で設定しているのは、プラットフォーム機能とジョブ オーケストレーションの利用に対する料金です。たとえば、依存関係のキャッシュ、アーティファクトのキャッシュ、ワークスペースなどがあり、いずれの機能も追加のコンピューティング コストをかけずにビルド時間を短縮するのに役立ちます。また、アクティブ ユーザー単位で料金を設定することで、CircleCI はすべてのお客様に対応できるサポート体制を構築し、インサイトや Orbs などの追加機能を充実させられるようにもなります。
CircleCI アカウントを所有しているかどうかにかかわらず、CircleCI でビルドをトリガーするユーザーはアクティブ ユーザーです。アカウントを所有していないユーザーが、たとえばリポジトリのプル リクエストからビルドをトリガーした場合、アクティブ ユーザーとしてカウントされます。