2020 年版ソフトウェア デリバリーに関する現状調査
ソフトウェア デリバリーで高いパフォーマンスを発揮できるのは、どのようなチームでしょうか。エンジニアリング リーダーは、どうすれば意義のある目標を設定できるでしょうか。こうした問いに答えるため、2020 年版レポートでは、CircleCI 上の 44,000 以上の組織と 160,000 超のプロジェクトから 5,500 万個を超えるデータ ポイントを取得、分析しました。 本レポートでは、この調査で得られた、エンジニアリング チームの成果の指標となる重要なベンチマークをご紹介します。さらに、チームのスケールアップを途中で燃え尽きることなく実現できるプロセスについてもご説明します。
- スループット: 1 日あたりのワークフローが多ければ満足してしまうチームは少なくありません。しかし、テクノロジー業界で一般的に言われているほど、この指標は意味のあるものなのでしょうか。
- 実行時間: よく言われていることとは反対に、ゴールはワークフローの実行時間をできるだけ短くすることではありません。ワークフローに適した理想的な実行時間を見つけましょう。
- 平均復旧時間: 調査で判明した最短の復旧時間は数分程度でしたが、短くしさえすればよいというものでもありません。復旧時間の目標を決めるうえで考慮すべき要因は他にもあります、
- 成功率: この指標はチームの構造や人数、開発に使う git-flow モデルによって異なります。チームにあったベンチマークを探りましょう。
- 困難に負けることなく新機能の開発や保守の正常性の維持に取り組み、緊急の問題にも余裕を持って対応できているチームには、ある共通要素がありました。
2020 年版ソフトウェア デリバリーに関する現状調査