インフラ管理の負担を緩和し、ビジネスの成長に費やせる時間を拡大
17LIVE では、CircleCI でワークフローを改善した結果、DevOps チームが CI/CD のメンテナンスから解放されました
CircleCI 導入前の課題
17LIVE は、ユーザーが動画などのコンテンツを共有できるライブ動画配信アプリケーションと SNS プラットフォームのプロバイダーです。台湾に拠点を置く同社のアプリは、台湾のヒップホップ シンガー Jeffery Huang 氏が開発したもので、アジアで高い人気を博しており、既に数千万回ダウンロードされています。
このアプリの堅牢性と可用性を維持することが Rick Lin 氏の仕事です。氏は 17LIVE のサイト信頼性チームの主任エンジニアを務めています。17LIVE のチームは 100 人の開発者を擁しており、安定したインフラを維持しながらユーザーに新機能を提供するべく、毎日 500 回以上テストが実行されています。
17LIVE では、機能やサービスの更新タイミングを逸しないために、インフラ管理の負荷を増やさずに CI/CD を導入したいと考えていました。Lin 氏は次のように話します。「CI/CD は欠かせないサービスです。もし CI/CD が崩れてしまうと、当社のサービスも破綻してしまい、機能や修正を本番環境にプッシュできなくなります。信頼性はきわめて重要なのです。」
ソリューション
17LIVE は CI/CD の導入時点からプラットフォームとして CircleCI を採用しました。Lin 氏はこう語ります。「CircleCI はインフラ管理が不要で、スケーラビリティや運用業務を気にする必要がありません。その分、新機能をお客様に迅速に届けるという中核的な業務に、これまで以上に力を注げるようになりました。サービスが急成長する間も、インフラは安定した状態を維持できています。」
CircleCI の採用によって、17LIVE 開発チームは優れたスケーラビリティも手に入れました。「当社では、さらなるマイクロサービスの開発に継続的に取り組んでいるのですが、CircleCI に対する信頼は日に日に大きくなっています。一方で、CircleCI ではビジネスの成長に合わせてパイプラインを拡張できるので、サイト信頼性チームには追加で何かをする必要がありません」(Lin 氏)
17LIVE のここ数か月の数字で見ると、CircleCI の利用を通じて、平均ビルド回数は 23% 減り、キュー時間は 22 分の 1 に短縮されました。この改善の結果、節約できた開発時間は、週あたり平均 160 時間にも達しています。
CircleCI を選んだ理由
インフラストラクチャの構築と管理が不要になったことで、17LIVE の開発者は気を散らされることなくプロダクトの改善に注力できています。Lin 氏は次のように語ります。「CircleCI を採用していなかったら、自前で CI/CD パイプラインを構築しなければならず、それには数か月かかっていたでしょうし、インフラの開発と保守に専任の人員を確保する必要もあったでしょう。CircleCI を採用したことで、管理のオーバーヘッドはほとんどありません。パイプラインをセットアップする場合も、規模の大小にかかわらずスムーズに機能しています。そのため、スタッフはワークフローの改善に集中できます。」
「CircleCI を導入して以来、より多くの機能をより短期間で開発できるようになりました。」
Rick Lin | サイト信頼性担当エンジニア | 17LIVE
17LIVE について
17LIVE は、芸能人や有名人、インフルエンサーに広く利用されている、ライブ動画配信とリアルタイム コンテンツ共有のモバイル アプリケーションです。ユーザーは、17LIVE のアプリを使用して、ライブ配信向けの動画や画像を作成して共有でき、そのコンテンツに対してロイヤリティを獲得できます。