App Store で最高評価を獲得するには?
iOS アプリの審査には最大 2 日かかります。 審査の結果、アプリに問題が見つかったり変更が必要になったりすれば、ユーザーへの提供にはさらに時間がかかります。
アプリを検索結果の上位に掲載し、ユーザーにダウンロードされやすくするには、App Store の評価とレビューが極めて重要です。 低評価を避け、できるだけ好意的なレビューを集めるには、不具合を迅速に検出して修正しなくてはなりません。 iOS が頻繁にアップデートされることを考えると、iOS のアップデートのたびにアプリのテストを行い続けることはなおのこと重要です。
お使いのツールキットで、コードの品質を保ち安定的にリリースできる自信はありますか? iOS の開発には、CI ツールの導入をお勧めします。
詳しい導入方法については、こちらのチュートリアルをご覧ください。
ガイド: iOS 開発にCI を取り入れるには?
- CircleCI に登録する。
- バージョン管理システム (GitHub、GitLab、または Bitbucket) と CircleCI を連携する。
- .circleci/config.yml を作成してビルドを構成し、ソース コードと共に保存する。
- ビルドを始める。
CircleCI の導入が完了したら、ワークフロー機能を利用して iOS ビルドを並列実行し、開発スピードを高めましょう。 スピードアップに役立つキャッシュ機能、1 つの設定ファイルでの Docker と iOS の併用機能など、強力な機能もお使いいただけます。
iOS 開発の継続的インテグレーションとは?
継続的インテグレーション (CI) は、デプロイするコードの品質を確保しながら、開発スピードを向上させるソフトウェア開発戦略です。 開発者は継続的にコードを少しずつ (少なくとも 1 日 1 回、可能なら 1 日に数回) コミットし、共有リポジトリへのマージの前にビルドとテストを自動的に実行します。
iOS 開発戦略への CI の導入は、マインドセットであり、文化です。 CI のメリットを享受するには、ビルドおよびテストのプロセスで実行する各内容について同じ認識を持っておく必要があります。
iOS 開発に継続的インテグレーション ツールを使うメリットは?
iOS 開発に CI を導入する根本的なメリットは、ユーザーにソフトウェアを提供するまでの時間を短縮できることです。 これは、ユーザーにとってメリットになるだけでなく、投資の回収を早めることにもつながります。 製品に関するフィードバックをすぐに得られるようになるため、イテレーションと改善を進め、競合他社よりも素早くマーケット フィットを実現できます。
iOS 開発における CI の効果
開発において、小さなコードを頻繁に統合するようにすると、バグを見つけやすく、修正しやすくなります。 これにより、バグの根本原因を探す時間が減り、開発者は次の価値につながる新しいコードの開発に取り組めます。
たとえば、開発者が新しいモジュールのコーディングに 6 週間かけているとしましょう。 6 週間の開発が終わり、コードをマージしてテストしたところ、さまざまなコンパイル エラーが返されてしまいました。 エラーの原因は何なのでしょう。 変数が不足しているだけかもしれませんし、見つけづらいバグが膨大なコードの山に隠れているのかもしれません。 開発者が、エレメントのコーディング方法を選んだ理由を忘れていることさえありえます。
数分で終わるはずのデバッグ作業が数時間にも及ぶことになったら、 うんざりしないでしょうか。 CircleCI もそう考えています。
iOS 開発に CircleCI を導入するメリットは?
CircleCI をはじめとする継続的インテグレーション ツールがあれば、"マージの肥大化" で悩むことはありません。 CircleCI なら、iOS アプリケーションはもちろん、macOS、tvOS、watchOS のビルド パイプラインを自動化できます。
CircleCI は柔軟性と制御性に優れており、fastlane、Homebrew、Node.js、CocoaPods などのよく使用されるツールが事前にインストールされています。 ワークフロー機能を使えば、チームのアプリ開発サイクルに合わせて iOS ジョブを構成できます。
iOS ジョブを Linux や Android のプロジェクトと同じ設定ファイルで実行できるため、フィードバック ループを短縮しつつプロジェクト全体の一貫性を確保できます。 特に、React Native を利用している方には大きなメリットです。 CircleCI がお使いのリポジトリすべてについて問題をモニタリングします。
CircleCI は複数バージョンの Xcode をサポートしているため、最新のビルド イメージへのアップグレードも問題ありません。 最新の依存関係を利用して、アプリケーションに必要なバージョンで iOS ジョブを実行できます。